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『7万年の時をさかのぼる』

2022/06/07 コラム

『7万年の時をさかのぼる』

 

新年を迎えた某日、時より雪が舞う中、福井県嶺南地方を散策する旅に出かけてきました。

毎度のことですが、早起きして青春18きっぷを利用し、在来線で米原を経由し先ずは北陸新幹線の開業が近い敦賀駅を目指しました。

 

①北陸本線の列車写真

 

敦賀駅でJR小浜線への乗り換え時間を利用して、初詣を兼ね北陸道の総鎮守でもある格式が高い氣比神宮でお参り。

この神社は歴史も古く建立は飛鳥時代とされ、日本三大鳥居の一つがあり、越前国一之宮でもあるそうです。

②氣比神宮の写真

 

参拝後、敦賀駅に戻りJR小浜線の東舞鶴行の列車に乗車し、波立つ日本海を右手に見ながら三方五湖方面を目指す。

③小浜線の列車写真

 

30分後、三方駅で下車し約2km先にある「福井県年縞(ねんこう)博物館」に向かいます。

④三方駅の写真

 

ここ福井県若狭町の年縞は、三方五湖の一つ、水月湖の底から7万年分もの積もり積もった泥(年縞)が45mあり、完璧な状態で採取されました。

奇跡の湖と呼ばれ、1年も欠けていないことから歴史の年代決定のための国際標準の「ものさし」に採用され、世界の歴史研究に大きな貢献をしているそうです。

「年縞」は、まだ新しい言葉で、2018年の広辞苑に初めて収載されているそうです。

館内には、水月湖の7万年分の年縞が醸し出す時間、歴史が体感できるようにその45mの年縞をまっすぐ並べた「年縞ギャラリー」が設けられています。

⑤博物館の写真

 

博物館内で、私が興味深く展示物を観ていたら、係の方(元地元の高校の先生)が研究の始まりから博物館ができるまでの経緯を丁寧に教えてくださいました。ありがとうございました。

年縞は、平均すると1年分の厚さが0.7mm弱になりますが、そこから過去の気候を復元できることに感心し、45m先まで続く年縞の実物を目の前にして7万年の時を遡り、今の生活がその歴史の延長線上にあることを実感しました。

観られていない方は、是非訪れてみてはいかがでしょうか。

 

H.I

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