鵜飼観覧
2019/05/31
コラム
以前参加した長良川鵜飼のお話をさせていただきます。
観覧船からの眺めはとても幻想的で、歴史を感じました。
鵜飼とは、鵜を操って川の魚を捕獲する漁法であり、日本では、稲作と共に中国から伝わってきたとする説や、日本と中国別々で発生したとする説があり定かではありません。
日本では各地の古墳から鵜飼を表現しているとみられるハニワが出土しているため、古墳時代には鵜飼が行われていたと考えられています。
美濃国(岐阜県)では、7世紀ごろから鵜飼が行われていたといわれており、長良川鵜飼は1300年以上の歴史があるといわれています。
川面を照らすための篝火の様子です。
この篝火も鵜匠の継承が厳格に行われている証拠の一つです。
19時45分に開始の合図の花火が上がり、鵜飼が始まります。
鵜船が一気に同じ方向へと下り、鵜匠が、鵜を巧みに操り一気に鮎を追い込みながら漁をします。
20時30分頃、鵜飼の余韻を楽しみながら下船しました。
当日は鵜匠自ら鵜飼の説明をしてくます。
また鵜飼のみではなく、船の上ではみんなと食事やお酒などを楽しむこともできるのが、とても良かったです。
長良川鵜飼は、10月15日までの期間中、9月17日と増水時を除き毎日行われます。
みなさんも機会があったら是非、鵜飼観覧をしてみてはいかがでしょうか。
T.N